暁の覇者






黄金竜の咆哮を響かせ、堕ちし赤月の覇者がささやかな平穏を脅かす闇の世に

希望の旗を空にはためかせ、光放つ暁の覇者がトランの大地に起つ






まさかこんな所に過去の手掛かりがあるとは思わなかった。


この日も仕事のために城に上がったシードの家の本棚を何気なく物色していた天流は、ふと知った名を見つけて一冊の本を手に取った。
しかし、それは同時に新たな苦悩が増す結果となった。

本の著者の名は、ミルイヒ・オッペンハイマー。
赤月帝国が誇る将軍の一人で、天流とも知己の仲だ。

分厚い本の内容は、解放戦争と呼ばれる戦争を記したものだ。
多少美化されたり脚色された感はあるが、事実は事実として書かれている。
最初の一文を読んだ時には『暁の覇者』とは何だろう、という思いしかなく、ようやく赤月帝国のことを知ることができると喜びを感じた。
よもやそれが自分のことだとは思いもせずに。

読み進めていくうちに、本を持つ手が震えだす。

「・・・馬鹿な・・・これは事実か?」

信じ難い内容だ。

赤月帝国を壊滅に導いた解放軍。
その軍主の名は、天流・マクドール――。

自分が解放軍に加わったことは別に驚くことではなかった。
赤月帝国の腐敗の実状を認識してからは、いずれ何らかの形で帝国軍と対立することは解っていたのだから。

けれど、軍主となった自分が辿った道は、あまりにも苛酷だ。
ただ起きた事柄を文字で追うだけでも、その厳しさが解る。

「父上を・・・陛下を・・・僕は・・・」

“暁の覇者”によって倒された者達の名は、天流にとって尊敬すべき人達ばかりだった。
テオ・マクドールも、バルバロッサ・ワーグナーも、アイン・ジードも、幼い頃から慕い、今も心から敬愛する存在。

戦うしか、命を奪うことしかできなかったのか。
家族は、ソニアはどう思っただろう。どんな思いで戦争を見ていたのだろう。
解放軍の傘下に下ったテオ以外の将軍達は、どれほどの葛藤を抱えて自分の前に膝を折ったのか。
集い行く仲間達の中には、テオの直属の部下だったアレンやグレンシールの名もある。
この戦争で、どれだけの人が傷付いたのだろう。

軍主の親しい者だという人物の名もいくつか記されているが、記憶がないのでは彼等への感慨も何もない。
伝説の軍師と謳われた“マッシュ・シルバーバーグ”の名には天流も目を瞠ったが、それだけだった。
彼とはどんな会話を交わし、どのような関係を築いたのか。知りたいと思うと同時に怖くもある。


やがて物語が“暁の覇者”がバルバロッサ皇帝を討つまで進んだところで、天流は本を綴じた。
もう、読む必要はない。

「・・・だから、僕はトランを出たのか」

呟きは苦しげに掠れて痛々しい。
天流の表情には哀しい諦めが浮かんでいた。

これで、自分が何故グレッグミンスターから遠く離れた地に居るかは解った。
それがどうしてハイランドなのかは不明のままだが、おそらく旅の間に何らかの事情が生じたのだろう。
追々思い出せれば良いのだが。

残る気掛かりは、テッドや家人が今どうしているか、だ。
ミルイヒの著書には彼等のことは書かれていなかった。
ただ、ミルイヒ自身が天流の大切な人の命を奪う結果になったことを酷く悔やむような記述があった。それは誰のことなのか。


打ちのめされ、考えることに疲れた天流は、掛けていたソファから腰を上げるとふらりと外に出た。
どこか、誰も居ない静かな場所に行きたい。
その思いだけが天流の中にあった。

雑踏の中をひたすらに街の出口へと向かって歩き続ける。


それは、一瞬の交錯だった。

擦れ違う人々の中で、天流は咄嗟にただ一人の存在を感じて思わず翻るマントを掴んでいた。
互いの驚きを浮かべた眼差しがぶつかる。


「ゲオルグさん」

「お前は、ティエンか?」

旅の剣士風の壮年のその男の名は、ゲオルグ・プライム。
赤月帝国において父テオ・マクドールの盟友であり、帝国五将軍が六将軍であった頃の一人だ。
天流にとっても幼い頃から慕い、尊敬する武人でもある。

「貴方がハイランドにいるとは思いませんでした」

「お前こそ、何故このような所に?」

当然の問いだが、天流は答える術を持たずに困惑する。
だがゲオルグはふと表情を沈ませると、天流に答えを求めずに目を伏せた。

「いや、何でもない。忘れてくれ」

彼の表情に浮かぶ戸惑いが物語るのは、知ったばかりの己の過去に付随するのだろう。

「ゲオルグさん、時間は宜しいでしょうか?」

「ああ、構わん。どこか静かな所で話そう」


そうして二人は、街の外を目指して並び歩いた。






ルルノイエを出ると、皇都を守るように森や複雑な地形が広がる。

整備されている街道を避けて人気のない道を歩きながら、天流はゲオルグの話を聞いていた。
普段は寡黙なゲオルグだが、天流の緊張を和らげようと思ったのだろう。帝国将軍時代のテオとの思い出を話してくれた。
それは決して天流を咎めようとしたのではなく、話の最後に彼は言った。

「テオは自分が信じた道を貫いた。それはお前も同じことだ。道を違えても、お前達が真の父子であったことは信念を貫く強い意思からも解るな」

懐かしい盟友の愛し子である天流を、ゲオルグもまた慈愛を込めて見つめた。
ずっと黙ったままだった天流は、その言葉に励まされるように口を開いた。

「ゲオルグさん、実は・・・僕には今三年間の記憶がないんです」

「?」

「解放戦争のことは、ミルイヒ将軍の本で知りました。僕が解放軍の軍主として赤月帝国を倒したことも、父上をこの手で討ったことも」

後半部分は声が震えるのが自分でも解った。
大きな手が天流の後頭部に回り、そっと胸に抱き寄せられる。

「記憶をなくしたというのは、どこまでだ?」

「グレッグミンスターを追われたことまでは覚えています。でも、いつ、どうやって解放軍に入ったのかが解らない。気が付いたら、ハイランドにいました」

それはまた難儀なことだ。
ゲオルグは内心で天流に深い憐れみを覚えた。
グレッグミンスターを追われて見知らぬ土地で目覚め、気が付けば総てを失っていたなど、どれほど混乱し、心細い思いをしたか計り知れない。

「もしもお前に会う機会があれば、言おうと思っていた言葉があったが・・・記憶がないのならばそれはお前を傷つけるだけだな。だがティエン、自分の過去に罪悪感を抱くことはない。自分が成し遂げたことに誇りを持てとまでは言えないが、悔いる必要はない」

褒め言葉など言えはしない。記憶があってもなくても、それはただ天流にとって侮辱よりも罵倒よりも残酷な言葉。
だが、ゲオルグは盟友のために礼だけは伝えたいと思っていた。
テオ・マクドールをバルバロッサ陛下の将軍として葬ってくれたことを。
間違った道だとしても、テオは信じた道を貫き、我が子の成長を自分の目で確かめられたことを誇りに思うだろう。
だが、今の天流にその言葉は重過ぎる。
自分が犯した罪の重圧に心が押し潰されようとしている少年には、耐えられそうにない。


(お前が苦しまねばならぬ罪など何もないのだがな・・・)

現在も、そして三年前も。

あの戦争で、彼を護る存在はあったのだろうか。
天流がまだ年端も行かない少年であることを知る人間が、どれ程居たか。
その“少年の心”を護ろうとした者が居たのか。

もし誰もが天流を英雄と見ていたのなら、ゲオルグは解放軍を軽蔑していただろう。





■■■■■





闇の空間がどこまでも広がる。
踏みしめる大地は枯れ草に覆われ、一歩踏み出すと乾いた音を立てた。

自分が動く度に枯れ草が擦れ合う以外の音は無く、自身の存在以外の色も無い。
時折漂うほのかな光の球体がなければ、時間の意味すら無くなってしまうほどに息づくもののない世界。
声を出しても、それは虚しく闇に溶ける。

何故誰もいないのか。いったいここは何なのか。
孤独の闇だけが世界のすべて。
ふと現れる光はすぐに消え、また別の場所を一瞬だけ流れていく。


――怖い。

闇が、無音が、孤独が――。


枯れ草に覆われていても、踏みしめる大地があるのが有り難いとすら思えるほどに、闇は永遠に続く。

誰か・・・。

そう声に出して、ふと言葉が途切れる。

誰を呼べば良いのか解らない。

テッドも、父親も、家人も、傍には居ないのに。
孤独と不安から常に守ってくれていた存在が無い。
いったい誰の名を呼べば良いのだろう。
失った過去の中にある名前は、あまりにも抽象的で存在すら確かではないのに。


恐怖と不安に苛まれ、蹲ってしまった天流の脳裏に闇の奥から低く囁くような音が幾重にも重なりながら響いてきた。



――オ前ノセイダ・・・

――オ前ノセイダ・・・

――オ前ガ殺シタノダ・・・



どこから聞こえてくる声なのか、確かめようと恐る恐る目を開けるが、視界に映るのは無音の闇。
耳を澄ませてみても、声はどこから響くというよりも天流の頭の奥にだけ届いてくる。

「・・・だ、まれ・・・」

掠れた呟きを嘲笑うように、声は強弱をつけて無限に重なる。
なのに、何故闇の空間は無音なのだろう。
悪寒を覚えるような静寂と、耳を塞ぎたくなるほどの悪意が同時に天流を包み込んでいる。





■■■■■





あまりにも不穏な闇の気配に、ゲオルグは飛び起きた。

隣の寝台を見やると、淡い光に囲まれるように深遠の闇が揺らめいているのが見て取れる。
これほどまでに命が脅かされるような不吉な気配を感じたことは久しくない。

素早く寝台を出ると、寝苦しげな天流の薄く光を纏う肩を強く揺さぶった。

「ティエン、起きろ!」

「・・・っ」

ゲオルグの鋭い声に、天流の瞳がハッと開かれた。
その瞳の色に息を呑む。

血のような紅――。

天流が目覚めると同時にあれほど活発に蠢いていた闇は勢いを失い、ゆっくりと光に飲み込まれていった。そして紅の瞳もまた、溶けて消えるかのように琥珀へと色を変える。

「ゲオルグさん・・・」

囁くように名を呼ばれ、ゲオルグは我に返った。
脅威が去った後には、怯えきった天流の姿。

「いったい何があった」

「・・・・・・夢・・・」

早い呼吸を繰り返す天流の額はうっすらと汗ばんでいる。暑さではなく、恐怖による汗だとすぐに解った。顔色は真っ白で、ぞっとするほど肌が冷たい。

「いつもこうなのか?」

問われて、天流は頭
(かぶり)を振った。

「こんなこと、初めてです・・・」

自分の身体が光に包まれていることに彼は気付いているだろうか。
探るように全身を眺め、未だ闇に覆われた一部分に気付いてゲオルグの手が伸びた。
右手を掴まれ、天流の表情が恐怖に引き攣る。
それに気付きながらも、ゲオルグは無言で手袋と包帯を外して右手を空気に晒した。

白い肌に浮かぶのは、紅黒い死神の鎌――。

ゲオルグの表情が険しさを増した。

「このようなことは初めてだと言ったな」

「・・・はい」

「ティエン、お前はルルノイエに居た方が良さそうだ」


記憶を失い、三年前の戦争を知って不安定な心を持て余す天流が心配で「共に来るか」と言って旅に連れて来てしまったが、それは間違いだと知る。
ルルノイエにある何かが、天流の心を安定させているのだ。

戸惑う天流に、ゲオルグは諭すように言葉を続ける。

「これは真の紋章だろう? 記憶を失ったお前には余りにも荷が重過ぎる。だが今まで無事だったということは、お前はルルノイエに居るべきなのだろう」

「・・・・・・」

俯いたまま、天流は小さく頷いた。

確かに、ルルノイエを出て遠く離れるにつれ、天流の中に徐々に不安が広がっていった。
支えを失い、足元がぐらつくかのような感覚。
始めはシードやクルガンに何も言わずに出て行ってしまったことへの罪悪感からくるものだと思っていた。
しかし、この夜天流を襲った悪夢は間違いなく右手の紋章に関わっている。
記憶を失う前の自分ならまだしも、今の天流には御しきれない。


「・・・ルルノイエに、戻ります」

はっきりと決意を込め、天流はそう言った。





■■■■■





「テッド、この馬鹿! いったいどこに行ってたんだ!!」

シードの家の扉を叩くと物凄い勢いで扉が内側から開け放たれ、現れたシードは驚いたように立つ天流の姿を確認すると安堵を浮かべ、直後に怒りを爆発させて怒鳴った。

「ご、ごめんなさい」

あまりの剣幕にさすがの天流も圧されてたじろぐ。
腰が引けている天流を、シードの腕が力強く抱きしめた。

「心配させやがって! ガキが朝帰りなんてしてんじゃねえよ!」

「シードさん、仕事は?」

夜が明けてすぐにルルノイエに向かったが、ここに辿り着いた頃には昼が近かった。
確か今日も仕事に行くはずだったのでは、と思っての問いだったが、それは見事にシードの逆鱗だった。


お前が行方不明だってのに行けるか!!


始めの一喝よりもさらに怒りに満ちた声音に、天流は馬鹿なことを言ってしまったと後悔する。

「シード、玄関先で喚くな。二人とも、早く家に入れ」

呆れたような声がシードの後ろから掛けられる。
常に涼しげな無表情のクルガンだが、今は少し疲れが見える。
そういえば、怒りに真っ赤になっていたがシードの目元には隈が出来ていた。
二人が一晩中天流を待ってくれていたことが窺える。
随分と心配させてしまったことを申し訳なく思う。

強く抱きしめてくるシードの背に腕を回し、そっと抱きしめ返した。





シード様!!


「「!!??」」


突然響き渡った女性の声に、シードと天流は思わず身体を離して振り返った。

そこには数人の女性が恐ろしい形相で二人を睨みつけていた。その中で一人だけ顔色を失い、泣きそうになっているのは先日シードの家に来て天流の性別を勘違いして嫉妬の余り追い出そうとした女性だ。
女性、というには全員が未だ幼さを残し、天流の実年齢とそう変わらないように見える。


「?? 何だ、お前達??」

わけが解らず、シードは怒りも忘れて呆然と少女達を眺めている。

「何すっとぼけてんですか! パティを差し置いてそんな子を選ぶなんて酷過ぎじゃないですか!!」

「そうよそうよ! パティはずっとシード様を慕ってたのに!!」

「ちょっと可愛いからって何よ! パティの方が家事も出来るし、いい奥さんになるのに!!」

いや、テッドも料理上手だぞ。
という言葉をシードは寸前で飲み込んだ。
口に出せば彼女達は更に激昂するのが目に見えている。

一方、天流も今は何を言っても無駄だろうなと諦め気味だった。
何しろ未だにシードの手は天流の背を抱くように触れているのだ。それを見る彼女達の燃やし尽くすような視線が痛い。
パティと呼ばれる少女は目に涙を浮かべ、震える唇を噛み締めている。
誤解だと慰めようとしても逆効果にしかならないだろう。

すると、それまで家の中で事態を静観していたクルガンが外に出てきた。

「失礼、お嬢さん方。我々はこれからこの子とじっくり話し合わなければならないのでお帰り願えますか」

「こっちだって話があるんです! その子のせいでパティが泣いてるんですよ!」

「こちらもこの子のせいで寝不足なんだ」

ピキッと少女達が凍りついた。

みるみる少女達の顔色が蒼白から真っ赤に染まり、鋭い金切り声が彼女達の口から発せられた。


サイッテー!! あんた魔性の女ね!!」

「シード様だけでなくクルガン様まで手玉に取るなんて!!」

「二人とも絶対だまされてるんじゃないですか!?」

「そんな女、お二人に相応しくありません!!」


次々に上がる非難の叫びに、クルガンとシードと天流の目が点になった。
いったい何がどうなっているのだろう。

シードは混乱を通り越して頭が真っ白になり、クルガンは「私は先程何を言った??」と自分の台詞を真剣に考え込む。

一頻り喚き騒いだ少女達は、唖然としている三人の様子が悠然としているように見えて馬鹿にされているのだと勘違いし、更に腹を立てて「絶対許さないから!!」と捨て台詞を残して去っていった。

まさに台風一過。

わけのわからない嵐からようやく解放され、三人は無言のまま家に入った。
もうすでにクルガンとシードから天流への怒りは消えていたが、先程の騒動で疲労がかなり増しているように見える。

「あの、二人とも休んだ方が良いのでは?」

何だかやつれた二人を心配して声を掛けると、二人は素直に頷いた。

「そうだな、しばらく寝る」

「私もだ」

そう言ってふらふらとした足取りでシードは自室へ、クルガンはソファで寝ようとしたが天流によって現在彼が使っている客間の寝台へと倒れこんだのだった。





■■■■■





しばらくして仮眠から覚めたクルガンとシードは、ようやく落ち着いて天流と向き合った。

偶然知り合いと再会して話し込んでいるうちに日が暮れたため、宿屋で一泊して旅に戻る知り合いを見送った。
という天流の説明をどこまで二人が信じてくれたかは解らないが、すべてを話せずにいる天流の葛藤も彼等は理解してくれたのか、追及してくることはなかった。

何も訊かず、シードはただ痛みを堪えるような表情で告げた。

「二度と、黙って居なくなったりするなよ」

もう、あんな思いをしたくない。
彼の生死が解らず、探し続けて絶望するような思いを、二度と味わいたくない。

隠すことなく傷付いた心を曝け出すシードに、天流は自分の浅はかさを深く悔いた。
失われた過去の事実に混乱し、傷付いていたとはいえ、自分を心配してくれる優しい人を傷つけるべきではなかった。

「・・・ごめんなさい。二度としない」


彼等を哀しませることは、もう二度と。





別れ際、ゲオルグに言われた言葉が思い出される。

『あの戦争でお前は多くのものを失った。だが、得たものもまた多いのではないか? その者達のためにも、早く思い出してやれると良いな』

テッドや家族以外にも、シードやクルガンのように自分を愛し、心配してくれた人々がいたのだろうか。

解放軍を率いた“暁の覇者”を支えてくれたであろう人達。
父を討った時、赤月帝国を滅ぼした時。


――僕の傍には誰がいたのだろう。


胸元に揺れる翡翠の石に触れると、その誰かの存在を感じ取れたかのように心があたたかくなった。



END


魔性の女とまで言われてしまいましたよ、坊ちゃん(笑)。
少女達がどういう誤解をしたか、解らない人は大人になるまで待って下さいねv
今回はゲオルグさん登場です。難しかった・・・(汗)



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