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戦場を奔る炎
ハイランドの人々は誰もが怒りに震えていた。
軍人はもちろんのこと、商店でも道端の雑談でも話題は都市同盟への憎しみの声と、殺された少年兵への同情だ。
つい数日前までは休戦協定を歓迎していた人々が、一転して都市同盟との戦争を叫ぶ。
ユニコーン隊全滅の知らせが届いた直後から明らかに戦争への準備を始めた王国軍の行動を誰もが支持し、民衆の心は今や都市同盟の殲滅を望んでいる。
あまりにも危険な兆候だ。
街中を歩き、天流は内心強く危機感を覚えた。
先日の不可解な夢は、翌日カゲによってもたらせられた報告によって事実であることが確認できた。
ユニコーン隊を襲ったのは都市同盟ではなく、ルカ・ブライト率いる王国軍であると。
だが真実は隠され、都市同盟に汚名が被せられた。
故に、ハイランド国民の怒りの矛先が向かうのは必然的に都市同盟となる。
何より心配なのは、スパイに仕立て上げられてしまった生き残りの少年兵だ。
目の前で味方であるはずの王国軍に仲間を殺され、自分達も命の危険に晒された挙句にスパイなどと無実の罪を着せられてしまった彼らの心中を思うとやりきれない。
彼らがどうなってしまったのかは確かめようもなく、生死すらも解らない。
紋章が見せた夢の中で、天流は彼らの存在を確認できなかった。
ルカとラウドの会話によって情報の片鱗は得たものの、すでに時は遅かった。
結局、天流には救う術も無く、真実を晒すことも事態を収束させることも出来ないのだ。
■■■■■
「都市同盟に攻め込む?」
食事の手を止め、天流は食卓を挟んで向かい側に座るシードの厳しい顔をまじまじと見た。
「ああ、議会で全会一致で決まった。もはや穏健派すら都市同盟との休戦などという甘い考えは口にしなくなったからな」
ユニコーン隊が全滅したという知らせが届いた日から、シードの表情は常に険しさを帯びている。それはレイフ達も同様で、あの日から彼らに笑顔はない。
天流自身、表情というものがほとんど出ないため何も言えないのだが、重苦しい雰囲気と殺伐とした会話が多くなったのは精神的にも辛いものだ。
「それは、報復ですか?」
「そうなるな。俺も今回ばかりは奴等に憎しみを覚えている。先陣を切ることに躊躇いはない」
戦場を潜り抜けてきた軍人の目つきだ。
テオやアレン達を彷彿とさせる気迫は、天流にとっては馴染み深い。
解放軍の軍主である月日を覚えていない天流には、軍人として確固たる地位を築くシードへの憧れすら芽生える。
しかし、この戦争は出来れば止めたい。
一旦戦争が始まってしまうと国中を巻き込んでしまい、多くの命が失われる。
開戦の発端が誤解によるものとなると尚更、断ち切れない怨嗟の輪が幾重にも広がってしまうだろう。
そして今回の悲劇の元はルルノイエ城にある。
「ルカ・ブライトのことを訊いてもいいですか?」
「ルカ様のことを? 構わんが、どうした?」
「ルカ皇子が王国軍の指揮権を握ったと伺ったので」
だからこそ、あんな理不尽な真似を人知れず行えたのだ。
「その通りだ。王家の正当なる血筋であられ、文武に優れた方だ。指揮官としては申し分ないほど優秀だが、かなり好戦的な性格で過去には散々暴れ回ってくれたので俺達も心配だったが、こうなってしまえばあの方の強さと冷酷さは有り難いとすら感じるな」
「皇子が率いれば都市同盟に勝てますか?」
「ああ、あの方の強さは桁違いだ。赤月帝国の皇帝やマクドール将軍、またトランの英雄に匹敵する一騎当千の実力を備えていると言っても過言ではないだろう。そして都市同盟にはルカ様と渡り合える者はない」
「マチルダ騎士団の中にもいませんか?」
「話にならんな。奴等は精々俺やクルガンと同等かそれ以下だ」
揺ぎ無い自信だ。決して自惚れなどではなく、身に付けた実力を正しく見極めて判断しているように思える。
「それで、ハイランド軍はどうするの?」
「第一陣はルカ様が主導されてすでに遠征の準備に入っている。俺達も数日中には合流することになる。まずは都市同盟の中枢ミューズ市を攻める前に、近くにある傭兵の砦を落とす必要があるな。たいした勢力でもないが、ミューズとの戦いの最中に後ろから来られると厄介だ」
「・・・戦争が終わるのにどれほど掛かりますか?」
「十日も掛からんさ。しばらく留守にするが、大丈夫か?」
「?」
質問の意味が解らず首を傾げると、シードは打って変わって優しげな表情を浮かべた。
「お前を一人にするのは少し心配なんだよ」
「子供じゃないんだからそんな心配要りませんよ。だいたい戦場に赴く方が危ないでしょう」
小さな子供を一人で留守番させることに後ろ髪引かれている親のような台詞に思わずムッとなって反論するも、シードはただ笑って肩を竦める。
そしてどこか迷う素振りを見せながら椅子から腰を浮かすと、机の向こうに手を伸ばして天流の右手に触れた。
一瞬ビクッと身を強張らせた彼に気付いているのかいないのか、真っ直ぐな双眸がひたと据えられた。
「初めて会った頃もお前は何か大きなものを背負ったような面持ちだったが、人生悟りきったじいさんみたいに穏やかだった。だが今のお前は、はっきり言って脆い。支えが必要なくらいにな」
「そんなことは・・・」
「あるんだよ」
言葉を遮られてまで断言されると返しようがない。
黙り込んだ天流の頬にシードの手が伸び、くいっと持ち上げられて視線を合わせられる。
「俺達には言えないことか? 俺では助けてやれないか?」
何を言えと言うのだろう。
天流自身にすら理解しきれない現状を。
シードが初めて出会った天流はすでにトランの英雄だった自分だ。しかし今は解放軍ですらない、ただの天流・マクドールなのだ。
脆いと感じてしまうのは、自分が背負ってきたものの重さも大切さも理解しきれていない無知故だ。
親友を置き去りして、降りしきる雨の中を逃げただけの無力な子供だから。
突然ぐいっと顔を近づけてきたシードのアップに、反射的に目を瞑って身を引こうとした天流の額に柔らかな感触が落ちた。シードの唇のようだ。
「いずれ、話聞かせろよ。俺は待てるからさ」
「・・・・・・」
呆然となる天流から手を離すと、シードは「ごちそうさん」と言い残して流し台に食器を運んだ後、自分の部屋へと戻って行った。
一人残された天流は、結局肝心なことは何も言えなかったことに落胆していた。
(今の僕は・・・無力なだけなのだろうか)
記憶を失わなければ何かが変わっていたかも知れない。
起ころうとしている戦争を、兆しが見える前に防げていたかも知れない。
いくら敵対関係にある都市同盟とはいえ、冤罪によって罪なき人達が害されるのが解っていながら見て見ぬ振りができるほど冷酷にはなれないし、なりたくもない。
しかし、どうすればシード達を止められるのか。
都市同盟に対して頭に血の上った状態の彼らでは、真実は見えないだろう。
ある方向だけに向いた人心を別の視点から説得し、方向性を変える。
それは自分の主義も他人の主張も尊重する天流にとって不得意とまでゆかずとも、必要とすら考えたことのない行為だった。
「カゲ、ルカ・ブライトは話の通じる相手だろうか?」
シードが慌しく出勤した後、天流は定期報告に訪れたカゲにお茶を差し出しながら切り出してみた。
「と、申されますと?」
「必要なら僕の正体を明かしてでも、彼と直接会うか、もしくはシード達を通して説得することは可能かな?」
それにはまずシードやクルガン達の説得が急務となる。
天流の言葉を信用するまでには至らなくとも、彼らなら話くらいならば聞いてくれるのではないか。そこからルカ・ブライトとの面会に発展させられるかも知れない。やってみる価値はあるだろう。
しかし、カゲは険しい表情で首を振った。
「なりません。どうか、主殿は此度の戦に関わりになりませぬよう」
「けれど、このままでは多くの人が死んでしまう」
「戦とはそういうもの。攻めて、攻められて、殺し合い、死んでいく。しかし、それは他国の事情であり、貴方には何の関係もござらぬこと」
「・・・・・・」
確かに、カゲの言う通りだ。
レイフ達の再三の請願にも応えず、天流が王国軍に関わろうとしなかったのは何故か。
正体に気付かれる恐れもあるが、部外者が入ることによってどんな弊害があるか解らないからでもある。今度の件も事の深刻さは違えど結局は同じことだ。ハイランドにも都市同盟にも関係の無い自分がしゃしゃり出ても、反感を買うだけだろう。
しかし・・・だからと言って――。
「何もせず、見て見ぬ振りをしろと言うの?」
「如何にも。我等は、貴方に二度と戦に関わって頂きたくなき故に」
その言葉は、不思議なほどすんなりと胸の奥に入ってきた。
『約束する、――。二度と、戦争に関わらないと』
ふいに頭の中に響いた声は、いつだったが天流自身の口から零れた言葉。
確かに、誰かと約束を交わした。
『できることなら、二度と・・・戦争に関わらないでほしい・・・。もう、貴方に戦争で傷付いてほしくはない・・・』
そう言って、最期まで天流を案じてくれた人がいた。
あれは――誰だっただろう?
触れていた手が徐々に熱を失っていくのを、見ていることしかできなかった苦しさ、最期の支えを失う絶望感。
それ程までに、大切な人だったのに――。
「主殿は三年前にもそうしてご自分の理念の下に行動されましたな。しかし、どうかデュナンのことはデュナンの民にお任せ下さいますよう」
「・・・・・・その通りだね・・・わかった・・・」
いくら都市同盟や少年兵の無実を訴えたところで、濡れ衣を証明できるものは何も無く、現実とも思えない天流とカゲの証言で信用しろとは無理な話だ。
行方不明の少年兵が生還したとして、怒りの感情に捕らわれている現在のハイランドの人達が彼らの言葉に耳を傾けるとは思えない。
天流に出来ることは何もない。下手に首を突っ込んでも逆効果になる可能性もある。
真実は、ハイランドの人々自身で見つけなければならない。
「ではせめて、見届けたい。これから起きる戦争の始まりを・・・。引き返せない道を行くシード達を見守りたい」
何よりルカ・ブライトの生き様は、この目で見なければならない。そんな気がする。
これが、真実を知りながらも何もできない自分が唯一出来ること。
「承知」
天流の想いを汲み、カゲは恭しく頭を下げた。
■■■■■
ザリッと地面を踏みしめる音がやたらと大きく聞こえた。
ささやかな風の音すらはっきりと耳に届くほどの静寂が、かつて村だったその場所には漂っている。
目にする景色は黒く焼け落ちた家屋の残骸と、灰の混ざった乾いた大地。
「これが・・・一国の軍隊のすることか」
怒りよりも哀しみに彩られた声音に、カゲは天流の細い背中を無言で見つめた。
王国軍によって焼き払われたリューべの村。
この惨状を作ったのが、シード達と同じハイランド軍ということが哀しい。
彼らの部隊は今頃本隊と合流するために傭兵の砦に向かっている途中のはずなので、シード達が手を下したわけではない。だが、王国軍であれば彼らにもその罪が被せられる。
こうして双方の憎しみが混ざり合い、複雑に絡み合って泥沼化してゆくのだろう。
村の中心の広場に誰かの手によって、質素ではあるが精一杯村人達の供養がされているのが唯一の救いだ。
天流はしばらく盛られた土の塊を見つめていたが、やがて村の外へと歩みだした。
二人が向かう先には、傭兵の砦がある。
森に囲まれた砦では、すでに傭兵達が戦闘の構えを見せていた。
周囲を深い木々に守られている砦に進軍するには、唯一拓けた道を通ることになる。案の定、シードやクルガンの軍は正面から砦に向かっていた。
戦況がよく見える位置にそびえる大木に登った天流とカゲは、枝に腰掛けて戦闘の様子を見守った。
地形を上手く利用し、敵を霍乱したのは傭兵達だった。
不意を突かれた王国軍は、体制を乱しながらも応戦を始める。
奇襲とはいえ、実力は王国軍が遥かに勝るはずだった。
しかし、傭兵達は思いもかけない兵器を有していた。
彼らが手にする不思議な武器が、突然炎を噴出して王国軍を包んだ。
圧倒的な火力は一部隊にかなりのダメージを与え、わけの解らない攻撃に王国軍に動揺が走る。
「あの武器は・・・」
「火炎槍と呼ばれる武器です」
天流の疑問にすかさずカゲが答える。
そしてカゲは内心で抱えていた一つの疑問を解消する。
(成る程、解放軍の武器庫から火炎槍が減ったと思っていたが、犯人は彼らか)
傭兵の砦に誰が居るのか。彼は正確に知っていた。
だがそれを天流に伝えようとは思わない。
記憶を失った天流を悪戯に混乱させ、胸を痛めさせてしまうだけなのだから。
一方、天流の方は放射される炎に見入っていた。
(何だろう・・・この感覚・・・)
あの武器を目にするのが、何故かひどく辛い。
かつて、あの武器を手に取ったことがあるような気がする。
積み上げられていくそれを手にした時に感じた重みが、天流の心を二つに裂いた。
これで戦闘が随分と楽になる――そう言ったのは軍主の自分。
この武器は父を傷つける凶器だ――そう呟いたのは個人としての自分。
そして、そんな天流を両側から慰めるように抱いてくれた、優しい腕。
戦場を縦横無尽に奔った炎はテオやアレン、グレンシール達に容赦なく襲い掛かった。
誰も死ないでくれ。
戦争に置いてそれはあまりにも矛盾した祈りだ。
(これは・・・記憶?)
もっとはっきり知りたい、そう思った瞬間に泡沫のように映像が弾けた。
小さな欠片となったそれは、微かな残像だけを残して記憶の奥に消える。
「如何されました?」
「・・・何でもない」
深く落胆する天流だが、状況は刻一刻と変化を見せていた。
火炎槍に怯んだ王国軍は勢いを失い、傭兵達の必死の抵抗の前に後退していった。
まずは傭兵達の勝利ということか。
「傭兵達は時間を稼いでミューズからの援軍を待つつもりかと」
「長期戦を狙っているようだがこの戦い、間もなく傭兵が敗北するね」
「勝ち目がないことは確かですが、撤退して間もないうちに再び攻め込まれると?」
「ルカ・ブライトならそれくらいの無茶はやると思う。強行軍だけれどシード達もかなり士気が高いから」
将軍クラスから一般兵まで怒り狂っていると言って過言ではない。
士気の高さからも傭兵側に勝てる見込みはない。その上圧倒的な戦力差に加え、彼らの策は通り一遍で何の意外性も無く、型に嵌まり過ぎて実戦では通じないものだ。
傭兵達は四方を囲む森を天然の防壁のように思っているかも知れないが、大きな間違いだ。攻め込む側にとってこの乱立した木々は背後から奇襲するのに格好の隠れ蓑となる。
案の定、森の中に徐々に不穏な気配が満ち始めた。
木々の間を縫うように一騎、また一騎と騎兵が進み行く。
馬の蹄の音は生い茂る草が和らげ、大声で喚きさえしなければ話し声が砦に届くこともない。
シード達の隊とは別の王国軍隊――これが本隊なのだろう。
王国軍の進軍を眼下に、カゲは大木の幹に手を付いて天流の身を隠すように腕の中に抱え込んだ。
カゲは言わずもがな天流も目立たない色の服を着ているため、幾重にも重なる枝葉によって姿は隠れているはずだ。
日が傾き、茜色から藍色へと空が染まる時間、暗い森の中でわざわざ目を凝らして木の上に注意を払う者等いない。
それでも用心のためである。
天流達のいる木の傍を一騎の軍馬が通り抜けた。
その馬に跨る、他の兵士達とは明らかに違う様相の白い鎧を纏う男に目が離せなくなる。
「ルカ・ブライトです」
抑えた声に天流は一つ頷く。
薄暗い木立を黙々と進みながらも、圧倒的な存在感を感じる。
彼の姿が見えなくなるまで、天流はその後姿を見つめていた。
そうして王国軍をやり過ごした頃、シード達の軍が再び砦に進攻を始めた。
篭城の構えを見せていた傭兵達は目に見えて動揺し、慌てて陣形を整える。
正面からの軍には何とか抵抗できていた傭兵達だが、間もなく背後から現れた本隊の攻撃に瞬く間に総崩れとなった。
こうなってしまえばもう傭兵達に成す術はない。
次々にバリケードを突破され、砦への王国軍の侵入を許してしまった。
「終わりましたな」
感情のない声でカゲが言った。
「傭兵達が無理をせずに砦を捨てて逃げてくれれば良いのだけれど」
ややあって、砦内から一人、また一人と森の方へ逃げ込む傭兵の姿が見えた。
戦闘で負傷した足を引きずる者、動けない仲間を背負う者、砦から持ち出した荷物を抱える者達が暗い森の中を必死に走り抜けていく。
すでに日は落ち、西空に辛うじて光が残るだけで、森の中はもはや闇に閉ざされている。
この暗さでは王国軍の追っ手も傭兵に追いつくことができないようだ。
その時、凄まじい爆発音が砦から鳴り響き、火の手が上がった。
炎に照らされて、王国軍の混乱する様子が見てとれる。
「最後の抵抗か」
「効果はありますな。傭兵達もこれで逃げやすくなりましょう」
「・・・うん」
何度も何度も爆音が轟き、夜空を照らして火柱が赤々と燃え上がる。
混乱に乗じて森の中を四方八方に傭兵達が走り抜けて行く。
そんな中、天流達の近くを何人かが駆け抜けた。
「早く、早く!」
少女の声?
思わず視線をやると、数人の男女の姿を捕らえた。
背格好が明らかに他の傭兵よりも一回り小さい者ばかりだ。それどころか小さな子供の姿まである。
(あんな子供まで・・・)
(あの少年達は・・・)
天流と共に少年達を見つめていたカゲが僅かに目を見張った。
彼の記憶の中にその少年達は存在した。まさかこんな形でその消息を知るとは。
二人の視線が向けられる中、少年達は必死に走っていく。
彼らの声は、崩れ落ち行く砦の音に掻き消された。
凄まじい勢いで燃え盛っていた炎は、砦を焼き尽くし終えるとやがて沈静化していった。
王国軍も必死に消火活動していたようだが、その成果が現れたのはしばらく経ってからだった。何か特殊な発火性のあるものが使われたのだろう。
ようやく森に静けさが戻ったのは、夜もすっかり更けてからだった。
炎の消えた森には、ただ深遠なる闇だけが降りる。
天流とカゲは静かに地面に降り立つと、砦に背を向けて歩き出す。
「次は・・・ミューズか」
呟いた言葉は闇夜に溶けて消えた。
END
と、いうわけであの日あの時あの場所には坊ちゃんの影。
今回シード坊です(断言)。なのですが、・・・何故夫(シード)の留守の間に
愛人(カゲ)を連れ込む幼な妻(坊ちゃん)な構図が浮かぶんでしょうね(こらこら)。
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