□ こねこのにっき □

3月 30日
桜が咲き始めています。とっても綺麗ね。
時間を忘れていつまでも眺めていたくなるわ。
でもすぐにのんびりしていられなくなるのは何故なの。
劉輝、またさぼってるの? 龍蓮は怪音鳴らさないで!
絳攸さま、そっちは吏部じゃありませんよっ。
さ、さぼってるわけではないのだ、本当なのだっ。
ちょっと外を見てみたら秀麗がいたので
ついつい引き寄せられてしまったのだ。
も、もちろん仕事はちゃんとやるのだっ。
儚くも美しく咲き誇る桜は心の友に似合う。
花見の席では我が渾身の歌を捧げよう。
やれやれ、とんだお花見になりそうですね。
お嬢様さえ無事なら後はどうでもいいですが。
この馬鹿猫(との)があああ!!!
今は仕事中のはずだろうが! さっさと戻れ!!
俺も今日はくそ忙しいってのに、吏部が消えやがった!
どうなっているんだ、この城はあああ!!
主上は私が執務室に連れて行くから、
絳攸のことは頼むよ、秀麗殿。
それにしても、秀麗殿を見かけた瞬間
一目散に駆け出した主上の速さには感心したよ。
思わず呆気に取られて見送ってしまった。
ところで愚猫、怪奇話になってるから城内で歌わないでくれ。

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