□ こねこのにっき □

8月 20日
変な仮面を付けたとっても良い人に出会いました。
黄尚書は一見奇人変人なんだけど優しい人。
雷に怯えていた私をずっと抱いていてくれたの。
落ち着いてから一緒にお茶をして、探しに来てくれた
絳攸さまと私を執務室に送り届けてくれました。
絳攸さま、心配をかけてごめんなさい。
お嬢様、広い城内で迷われて、さぞ怖い思いをされたでしょうね。
・・・ほう、その上絳攸殿も迷われたと。
チッ、役立たずが。
黄尚書は恐いのだ・・・。
余などいつも怒られて馬鹿にされてる。
秀麗には違うのか?
今日は肝が冷えたぞ。
秀麗が呼んでも来ない、探しても居ない。
探して探して探し回っていたら
辿り着いた戸部で黄尚書に抱かれていた・・・。
いや、驚いたね。
秀麗殿が行方不明になって
よせばいいのに絳攸が探しに行ったまま迷子になって
黄尚書に連れられて執務室に帰って来るのだから。
それにしても秀麗殿、あの戸部尚書に随分なついていたね。
あの猫は吏部待郎の猫か。
なかなか賢くて可愛い猫だった。
飼い主がいなければ私が飼おうと思ったのだがな。
誰が仮面なんぞに秀麗をやるか!

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